思えば昔の話です。

cymbals60222005-07-29

高校3年の夏、一度富士山に登った事がありました。理由は、今思えばなんか、現実逃避とも言えるし、ある意味で現実を直視していたとも言えます。


上りは良かった。高山病にかかる事もなく、頂上手前で昼寝なんかもしました。信じられないくらい上は寒くて、でも日差しは下よりずっと強くて。
偶然マラソンの大会(下から富士山の頂上めがけて走って来るんですね)と日程が同じになって、とんでもない早さで隣をマラソンランナーが走っていったのを良く覚えています。あと外人。やはり日本といえば「フジヤマ」なんでしょうか。


で、下りが死ぬんですね、あそこは。足場も悪く、景色も単調なので個人的には何かの業を積まされているような、霊界にでもさまよったような感覚に襲われました。また雲が霧のように体にかかるんで、幻想感が増すんです。空気が薄くて意識がもうろうとしていたのもあると思いますが、あの感覚は何とも言えませんね。


登山はきついので、一度高い所に登るとしばらく俺は登りたくなくなってしまうんですが、あれから4年。そろそろ軽い登山なら、時間さえあればいいかなあなんて考えたりします。


でもその前にレポートを。そして今年の夏は作曲、万博(プラネタリウムだけが目的)です。あうあう。