いつからこうなってしまったか?

俺は今の人類は大きく二分できると考える(前にも書いたか?)。それは恐らく種の進化の一過程で生じたものではないかとも感じている。
ストレスが多分にかかる競争社会において、少なくとも日本人は従来の脳機制では耐えられなくなった。それは「生命の危機」とも言えるかもしれない。日本では毎年4万人近くの人間が、何らかの理由で自殺をする。
そこで、脳にある「進化」が生じた。それは、この社会によりよく適応し、順応する為に「脳のストレスを感じる部分を機能させなくする」という、乱暴にいってしまえばそんなものだと思う。
ストレスを感じにくくなった事は良い事に思えるかもしれないが、人間はある種の危機的状況、葛藤において成長したり、感受性を深めたりする所が大きい。結果、ストレスを感じにくくした事と同時に、他人の気持ちを考えられない、過去、現在、未来の関連付けが上手く出来ない、といったような、日常生活にまで支障をきたすと思われる様々な弊害をこの進化は生んだと俺は考える。


果たしてこの問題は問題として提起しうるものか?


答えは否である。
現在の社会において、「新人類」が趨勢を示しているのは明白である。それまでに同じ人間による警鐘が鳴らされなかった訳では「決して」ない。様々な人間がこの問題に危険性を感じ、訴えた。
しかし人間は進化の道を歩んだのである。少数側はいずれ淘汰され、そう遠くない未来、皆が「新人類」となる瞬間は、必ずおとずれると思う。その時こそが、ある意味で問題は解決される事になる瞬間であろうし、またある意味では人類という種が決して足を踏み入れてはならなかった領域に踏み込む瞬間であると思う。
一番述べたいのは、「(日本における)倫理観の崩壊」である。


・・・なんて、考えたつもりになってみても意味ないかあ。