雨の日は憂鬱

そう教えられなければ、そう思わずに済んだんだろうか。
これが現実で、あの世界も現実。こちらは比較的連続性のある現実で、向こうはかなり不連続な現実。どちらも現実である事に変わりはない。俺が知覚し、体験している以上、それはこの上のないリアルなのだと思う。
だからもし向こうを「夢」と言い張るのなら、こちらも連続性のある「夢」だと言わねばならないのかも知れない。