続・日本の車窓から

俺は時間に追われて生きている。現代人はみんなそうなんだろうけど、生真面目(?)な性格が災いしてか、時間が俺を脅してくるように感じる時があったりなかったり。


みんなが白いイヤホンをぶらさげている。いや、みんなって言ってもほんと、目についた人だけだけど。こんな事言っちゃあなんだけど、そのイヤホンは多分快適な音楽生活を約束してくれてないと思う。本体が2万弱だとして、俺ならポータブルCD買って残りの1万で良いインナーイヤー型かヘッドフォンを買う。まぁ別に、低域がスカスカ抜けていっても問題ない聴き方をしてるんだろうなぁ、と思う。


今でも活字になるとそうなんだけど、俺は音楽を聴きながら本を読む事が出来ない。勉強も、あんまり出来ない。 「音楽を聴く」という事があまりにも自分の中で行為として突出してしまったため、よそごとをさせてくれないのである。


昔からそうだったかな、と考えると、解らなくなる。昔はもっと、頭の配分が上手に出来ていて、あれやりながらこれって感じにやれていたように思う。って事は俺のアタマは固く、凝り固まってしまったって事か。まだ人生残りがあると思っているんだけど、結構辛いなあ。


この劣等感はなんだろう。言い知れぬ焦燥感は。何が俺をこんなに追い詰めるんだろう。俺はほんとに、自分の心に忠実な生き方をする事が出来ているんだろうか。