日本サッカーの将来を素人なりに考えてみる

サッカー好きの方、ワールドカップが楽しみでたまらない方には、面白くない話を書きます。すいません。


俺はサッカーにはあまり詳しくないです。というかどのスポーツも「通」という程詳しい訳じゃなく、ただ観れる機会があったら観るようにしています。で、特定のチームの応援なんかはあまりしなくて、好きな選手を地味に応援してるんです。


98年のフランスワールドカップで、日本は「初」のワールドカップを経験しました。しかし、勝ちがかなり期待されていたジャマイカ戦でも勝つ事は出来ず、空港で城選手にジュースか水がかけられる、なんて事件がありましたね。それだけサッカーファンの方々の期待も大きかったのだと思います。


その次は自国開催で、予選免除でワールドカップに出ていました。この時のベスト16という結果(だっけ?)が、「日本は強い!」と思わせるようになってしまったよういんなんじゃないかなぁ、とかってに思っています。共同開催の韓国はベスト4だったように記憶していますけどね。


ドイツワールドカップは、よく覚えてません。とにかく「思ったより勝てなかった」という後味を残して、終わった事だけは覚えています。


さて、こうして日本はワールドカップに3大会連続で出場、もちろん次の南アフリカも出場出来る「はず」だ、と期待を込めて沢山の人が予選に食い入っていると思います。
でもちょっと待って欲しいんですが、昨日のウズベキスタン戦を観て、そんなに相手は格下に思えましたか? 「引き分けは負けに等しい」なんて言うほど、日本は洗練された戦術や試合運びを出来ていましたか?
俺には、ウズベキスタンが格下なんてとても思えなかった。とてもうまく、勝ち点1を持っていったように思えました。


今の日本には、スター選手が確かに何人かいますが、ではカズやラモスや、井原選手と言ったJリーグ最初期の選手の方が劣っているとでもいうのでしょうか。自分はそうは思いません。
そんな選手が集まってた時代ですら、「ワールドカップに出られない」時期が長く長く続いたんです。それだけにフランスワールドカップの出場が決まった時のはしゃぎようは、少し楽しい位でした(もう10年前になるんですね)。


結論を書きますが、マスコミが下馬評で書くほど今の日本は飛び抜けて強い訳じゃないと思います。ワールドカップに行けて当り前では、決してない。他の国だって、死にもの狂いで練習してやってくる。ホームだろうがアウェイだろうが、ベストを尽くそうと努力する。それはスポーツ本気でやっている人だったら当り前の事なんだろうと思います。


以前にも書いたかもしれないんだけど、不謹慎かもしれないけど、日本という国は一度位ここで「ワールドカップに出られない」という経験をしないと、強くなっていかないように思うんです。なんとか予選突破しても、本番は結局「期待したほどじゃなかった」とか言う。その期待って元はなんなの?


長い歴史から考えたら、ここ3大会連続で出場しているだけであって、それ以前には全く縁のなかったイベント。出る事にこそ意義があるのも解りますが、挫折をする事でチームは強くなるんだと、素人なりに考えるのです。
だから昨日の引き分けも、「負けに等しい」なんて言っちゃいけないと思う。ウズベキスタン代表に失礼でしょう。綺麗な先取点でしたよ、向こうのゴール。


熱狂的に観るのも良いんですが、知らない間に自分がフーリガンになっちゃってた、なんてことのないよう(ここ最近何件か観戦禁止させられていたサポーターがいましたね)にしたいなぁと、個人的には思っています。や、駄文失礼。