エポック社の野球盤

あなたは「野球盤」というものをご存知だろうか、一昔前、近所の友達の5人に1人位は家にあったアレである。とてもアナログなおもちゃだが、恐るべき中毒性を持ったゲームである。
それが先日、ショッピングモールのゲームコーナーにあった。しかし2007年製作のもので、野球盤以外はかなり現代風。球種も「速いストレート」「遅いストレート」「カーブ」「シュート」と4種類あり、1イニングに3回まで「消える魔球(解る人には解るアレである)」が使える。そして攻守が変わると野球盤が180度回転するという仕様。ちょっとやってみました。2人プレイも出来るのですが、自分はコンピュータと勝負してみました。



結論。
遅いストレートは絶対投げてはいけない。速いストレートだけ投げていれば良い。消える魔球はたまに穴にボールが入らないので消えない時がある。コンピュータが打ったら大体ホームラン。こっちはほとんど打てない。


そして極めつけは、「負けていても9回裏の守備をさせられる」という、「最後まで楽しんでいってね!」と制作者の声が聞こえてきそうな残酷仕様。4-3、負けた状態の9回裏の守備。敗戦処理なんてレベルじゃありません。
折角なので遅いストレートを投げてみました。打たれました。HRです。7-3で試合は終わりました。


「3点取れたじゃないか」ですって? いやいや、違います。100硬貨を入れると、3-3の同点、4回から試合が始まるのです。だからこちらは1点も取っていませんし、そもそも1本もヒットを打っていません。160km/sのコンピュータ渾身のストレートになす術もなく、100円玉は吸い込まれていきましたとさ・・・。


もう2度としない!