電車の、いわゆる中吊り広告で人権週間。

人権週間というものが吊されている。「気づかないフリをされた。 傷つかないフリして笑った。」なんてキャッチコピーが踊っている。


昔から僕はこのなんやら週間というのが好かない。なんでかははっきりしている。


何かを他人に訴えかける時、365日の内のたった7日だけ相手に促すのはあまりにも弱いように感じる。強制はしちゃいけないのかもしれないが、「本気で人権について何かしようと思ってるのかな」と、却って疑ってしまう。


人に何かを訴えかける時、時には相手の都合を考えない位過剰なアピールでないと逆効果になる事が多いように思う。こじんまりとしたアピールは敵を作りにくいが、その分自分にとっての強力な味方をも作りにくいのではないだろうか。


遠慮は大事だが、敵を作る事を怖れずに踏み切る事も大事なのではないだろうか。


そんな事を言っている僕は言い争いが嫌いなので、よほど気の置けない仲の相手でないとあまり無茶苦茶は言わない。だから主張は通らない(しないから)。主張をしない代わりに言い争いをしなくて済んでいるのだから、メリット・デメリットがきちんと存在しているのかなあ。