自責的な事に意味はあるか

昔、担当の教授に「君は自責的な所を変えていけばもっと伸びるのにな」と言われたことがある。その人の下にいる間はきちんと実感できなかったが、最近少し解るようになった。


物事を反省することは建設的だと思う。なぜなら反省とはポジティブな行動だからだ。過去の行動から、自分の何かしらを省み、次へ繋げようと試みようとする。


それでは自責的なこととはなんだったかというと、過去を振り返る点では反省と似通っているが、それが自分の身になっているかというと全くそうではない。「あぁダメだった。だから俺はダメなんだ」をただ繰り返すだけでは、良いものも段々ダメに思えてしまうだろう。


ダメだったらダメだったで良い。問題はそれで自分はどうするかだ。ダメなままでいいのか、それともそれをなんとかしたいのか。地道に時間をかけてでも改善しようと思えるのなら、その人の心はまだ止まっていないと思う。


ただ、点で見れば確実に心が止まっていると思えてしまうのも事実で、そういう時には自分自身では判断が難しい。やっぱり人間は他人との関わりによって助けられ成長していくんだなと感じる。