僕の支え

体の中にエネルギーがなくなってしまい、ポッカリとした状態で。


「こんな気持ちで一体、何を楽しいと思えばいいんだ」


なんて、一生懸命生きている人に笑われそう。


日によって気持ちの浮き沈みがとても激しく、比較的ほんわかとした気持ちでいられる日もあれば、グッと胸が苦しくなる日もあります。


人生で何度かあったことなので、すぐに刹那的な感情に走ったりはしませんし、感情の爆発も、年をとったせいかそこまではありません。却ってそれが良くないような気もしているんですが。



それで、自分の支えになるものを探すんですが、これがまた非常に難しい。
何が難しいのかというと、自分の感情がフラフラとしすぎて定番が存在しないんです。


調子のいい時は、大体これを聴いておけばOKというのがあって、音楽なら再生ボタンをポチッと押せばそれでいいんですが、今みたいな状態だとその音楽が全く胸に入ってこないことがあります。


僕は本当はもっと音楽が好きなはずなのに、世界をもっと好きでいたいのに。


焦るな自分。そう言い聞かせて、少ないエネルギーながらもがいている最近です。


ダメだな、うまく文章がまとめられない。主旨から脱線していく。




こうではなく、僕が今、特に昨日、非常に支えられた曲を紹介したくてこの記事を書き始めたのです。


熊木杏里の「光」という曲です。作詞は熊木杏里、作曲は渡辺善太郎。映画「重力ピエロ」のイメージソングだそうです。この映画も一度きちんとみないといけないな。


歌詞を一部掲載したくて、著作権関係を少し調べたんだけど、多分このやり方なら大丈夫のはず。
本当は全部のせたいくらいくらいなんですが、ちょっとラインがわからない。

どうか君が すぐそばにある景色を 今も
愛することができるように     (熊木杏里「光」)


一度目のサビは、文字にしてしまうと、たったこれだけです。


僕は自分で曲を作る時もそうなんですが、歌詞は短ければ短いほど良いと思っています。
これは単純に好みの問題なので悪しからず。


これは曲との相性もあることなので一概には言えないですが、「シンプルイズベスト」なのかな。
というか、自分が引き算で音を作るよりも足し算で作るのが好きなのか。



今の僕みたいな気持ちだと、例えば「負けないで」のような、目の前のものに立ち向かうための曲はどうしても響かない。対象が定まっていないから。


この「光」という曲は、ミキシングもとてもふっくらとしていて、良い意味で現代的じゃない。
熊木杏里という人は、作曲もとても上手いから、彼女が作詞作曲した曲も勿論素晴らしいんだけど、この曲は奇跡的なバランスだと思う(と書くとちょっとやりすぎかな?)。


スッと自然に言葉が入ってくるんです。これが楽曲を作る上で難しくもあり、面白くもある部分なんですが、とにかく語感が良い。



何か、辛いことや苦しいことがあって、目の前がぼやけてしまっている人、目標や希望がみえなくなってしまっている人に、こんな曲は響くんじゃないかと思いこの記事を書きました。