熊木杏里「風の中の行進」がヘビーローテーションです

フォークだ。
色んな歌手と唄い方を比べてみたりした事があるんだけど、彼女は全くビブラートをしないんです。そして彼女の声はその唄い方でとても綺麗に聴こえるんです。
こう、ビブラートがかかると「あぁ、感情こもってるなぁ」って、なんとなく感じる。でも熊木杏里の歌声はすごくストレート。だから、聴く人にとっては真新しさを見出せないかもしれない。
けれど、彼女の曲には素晴らしい詩の世界があって、非常に、シンプルだけど綺麗な曲がついている。そこに、あまりに加工されていないストレートな歌声がのっかる。すると、歌詞にすごく説得力が出て、なんだか何度もCDを回してしまう。


懐かしさも感じさせてくれる。子供の頃の、あの眼の高さだから見えた風景が、よみがえってくる様な気さえする。
子供ってさ、背が大人に比べると低いから、空とかが視界に入る事が多いんじゃないかって今思った。なんかよく空を眺めた気がする。
あとは感性の問題で、今見てもピンとこないものが、子供の頃には妙に感動させられたり、興味をそそられたりしたものだ。ちょっと何が言いたいのかよく解んなくなってきた。


とにかく、熊木杏里の新しいアルバムが良いんですよ。