久しぶりにシリーズ物を書いてみようと思う第八回「私の気持ち」

私の気持ちを どうかきちんと聞いて下さい


「生きたくても 生きられない人」と比べないで 耳を傾けてみて下さい


あなたはきっと 私のことを「寂しがりやだ」とか「おおげさな」と言って 相手にしてくれないでしょう


私はきっと あなたのいうようで ただの寂しがりやだという気が だんだんと自分でもしてくるのです



私たちはいったい 何を得る事ができたでしょうか この豊かな世界で


私には信頼できる知人もいなければ 愛する人もいません それは悲しいことでしょうか


こんなありふれたことを書くこと自体が ありふれていて 馬鹿げていると 相手にしてくれないでしょう


私はただ ありふれたことをしてみたいのです 誰に笑われようとも



時間が経ち 季節が何度もめぐり いつかこの胸のつかえもとれるでしょうか


またいつか 手を繋いだり くだらないことで笑い合えたりできるようになるのでしょうか


真実がほしいと 懸命になるのは そんなに恥ずべきことなのでしょうか


私の気持ちを どうか聞いて下さい