BOSS OD-2R(画像参照)

BOSSのエフェクターはあまり持っていません。数少ないうちの手持ちBOSSの一つが、このOD-2Rです。
以前ドラムで参加していたバンドで、ギターの女の子が使っていたのがOD-2。その時不満として言っていたのが「onすると音量が下がる」とか「TURBOモードのon、offが一度に使えない」、というものでした。


どうも後で色々調べてみた所、OD-2の音量があんまり上がらないのは仕様のようで、それを改善したのがこのOD-2Rのようです。
オーバードライブですが、オペアンプは搭載されていないようです。こういう回路をディスクリート回路と言うんだとか(本の受け売り)。そのせいなのか解りませんが、確かに少しドライな音がします。
でも、「TURBO」と冠するだけあって、結構歪み量が多く、TURBOモードをonにすると軽いディストーション位は歪んでいると思います。


さらに、inputジャックの下側に「REMOTE」と書かれたジャックがあり、ここに信号を送るスイッチなんかを入れると、TURBOのon,off切り替えが足元で出来るようになるという、まさにOD-2の欠点を見事に克服した仕様の製品なのです。
しかしBOSSの「OD」の名を正統に受け継いだこのモデルは、どうもBOSSユーザーにはあまりウケが良くなかったらしく、中古でも価格はそこそこ。OD-1はウン万円もしていますが、こいつはウン千円で買えます。
自分は某ハー○オフのジャンクコーナーにあるのを見つけ、あまりの安さに買ってみました。打痕、多少の接触不良などありましたが、きっちり鳴ってくれました。


そして何故か、自分にとっては結構好みの音がしてくれます。OD-3を持っていた時期もあったのですが、結局手放しました。OD-2R(というかOD-2)は、OD-1の流れは確かに汲んでいないかも知れませんが、好きな人はこっそり使っている、そんなエフェクターなのではないかと思います。